【応援の輪 #1】館林・まゆ玉うどん「もり陣」のマスターと、うどん誕生ストーリー

わたらせ座の活動は、両毛地域の方々の温かい応援に支えられています。 これから不定期で、公演にご協力いただいた地域の皆さんやお店をご紹介していきたいと思います。

第1回は、2026年1月31日に行われた「わたらせ座 旗揚げ公演(館林公演)」の会場である、館林市の「まゆ玉うどん もり陣」さんです。


茂林寺門前の古民家で味わう「まゆ玉うどん」

お店があるのは、茂林寺前駅から歩いてすぐ、民話「分福茶釜」で有名な茂林寺の目の前です。
元茅葺屋根(現在は瓦葺)だった古民家を移築したという、堂々とした建物で、店内は広々としたテーブル/椅子席になっています。
わたらせ座のようなイベントの際は見られる2階席は、広くて立派な梁も見られるござ敷の板間で、近隣の方々によるヨガの講習などにも使われていると聞きます。

百年小麦のまゆ玉うどんを提供するのは、堂々たる百年古民家
広々とした2階席、後ろ姿はマスターの奥様
若い頃の高市総理との美人ツーショットはぜひ現地でご覧ください

もり陣さんの看板メニューは「まゆ玉うどん」。 地元・邑楽館林産のブランド小麦「百年小麦」に、シルクパウダー(蚕の繭の粉末)を練り込んだ珍しいうどんです。
麺にはツヤがあり、つるつるとした喉越しと、モチモチした弾力を楽しめます。


「まゆ玉」との出会い——うどん誕生の原点にある物語

このうどんを作っているのが、マスターの橋本健治さんです。
「まゆ玉うどん」の誕生には、橋本さんの闘病生活が深く関わっています。

約30年前、脳出血で倒れた橋本さんは、リハビリの中で「まゆ玉を手に握る」ことを勧められたそうです。実践したところ、体温が上がり、体が動くようになるまで回復しました。
この実体験からまゆの持つ力に注目し、「うどんに取り入れて多くの人に健康を届けたい」と独自に開発されたのが、まゆ玉うどんです。

まゆ玉うどんの提供方式は釜あげ中心、上州牛や明太子、釜玉など様々なバリエーションが楽しめます。
なにげに、セットについてくるわっぱめしもとても美味しいです。

幸せを分かち合う「発明家」と「クローバー」

橋本さんは、地元でも知られる「発明家」でもあります。
館林の「創意くふう作品展」に長年出品を続け、何度も受賞した経歴をお持ちです。
「まゆ玉うどん」のアイデアも、こうした橋本さんのもの作りへの探究心から生まれました。

また、お店の駐車場にある芝生には、橋本さんが20年以上かけて育てたクローバーが広がっています。
ここは四つ葉や五つ葉がよく見つかる場所として知られており、見つけたクローバーを渡すと、橋本さんが手作りのお守り袋に包んでプレゼントしてくれます。

五つ葉のクローバーは新聞にも取り上げられました
(著作権対応のため、一部加工しています)

このクローバーは、かつて新宿百人町の皆中稲荷神社にも贈っていたそうです。
インスタでも、神社の参拝客の間で「五つ葉のクローバーを見つけた」との投稿があるようですが、これも大元を辿れば橋本さんが届けたクローバーだったのかもしれません。


伝統芸能を愛するマスターとうどんの温もり

わたらせ座が「落語と狂言を身近に楽しんでほしい」と旗揚げ公演を企画した際、会場としてお店の座敷を快く貸してくださったのも橋本さんでした。
風情ある古民家で落語と狂言を行い、終演後にはうどんを囲むという、わたらせ座にとって素晴らしいスタートの場になりました。
美味しい「まゆ玉うどん」を食べに、そして気さくでユニークな橋本さんに会いに、ぜひもり陣さんへ足を運んでみてください。

【まゆ玉うどん もり陣】

  • 住所:群馬県館林市堀工町1560(茂林寺目の前)
  • アクセス:東武伊勢崎線「茂林寺前駅」徒歩約5分
  • 電話番号:0276-75-0490
  • 営業時間:11:00〜17:00
  • 定休日:火曜日
  • 公式X(旧Twitter):@udon_morijin
  • 公式インスタグラム:@morijin.udon