第2回わたらせ座公演、足利・佐野で無事開催終えられました!

去る週末、2026年6月13日と14日、第2回わたらせ座公演を、足利・佐野で無事終えることができました!

6月13日(土)、足利公演

初日足利公演は、足利市北方、田島町、大方北関東自動車道近くにある、古刹ぼたん寺光明寺さんで開催いたしました。

光明寺さん山門
光明寺さん山門
この立派な本堂の中で行いました
この立派な本堂の中で行いました

前回旗揚げ公演で、パレットを組み上げて高座を設置 => 崩して狂言の舞台に、という舞台転換作業を演し物の間に都度行って、非常に間の悪い舞台をお見せしてしまいましたが、今回はその反省で段ボール製の高座を購入し用意したところ、段ボールだから軽くて簡単に転換できるだろうと想定してたのに、がっしりした造りにするためとても重い!さらに高さもとても高い!
普通に狂言の舞台と共有する空間に設置/撤去をしようとすると、時間もかかりそうな上に、光明寺さん会場ゆえの問題として、高すぎる高座と天蓋に干渉して、落語家の顔が見えないという問題が発生しました。
どうしようかと困っていたところ、今回からわたらせ座に合流した、建築科出身で空間演出の得意なスタッフが、落語家高座に向ける視線と狂言舞台に向ける視線をズラして構成する舞台スタイルを生み出して、問題を解決するのみどころかなんなら少しスタイリッシュな舞台を作り上げられました。
特に狂言は、通常の能舞台ならば松が描かれている位置に立派な墨絵の龍が描かれていて、その前で演じさせてもらえるという素敵な体験ができました。

寶楽さんのぜんざい公社
荘厳な天蓋の前で、説法のようです
寶楽さんのぜんざい公社
荘厳な天蓋の前で、説法のようです
全休師弟の千人斬自慢
立派な龍の襖絵の前での狂言披露

演し物の終わった後は、部屋を移して、光明寺さんから提供いただいたお茶とお菓子をいただきながら、両師匠とお客様を交えた対談、座談会。
非常に近い距離で、お話ができてとてもよい場となりました。

足利公演での対談風景
足利公演での対談風景

非常に風景も環境もよく、素敵な会場での公演となりました。
渡邉徹範住職、ご家族の方々にも大変助けていただき、ありがとうございました。
ぜひまた、もう一度やってみたいですね。

6月14日(土)、佐野公演

2日目佐野公演は、JR・東武佐野駅北方、自由通路で駅に直結する、城町公園に所在する万葉の里・城町記念館で行いました。
佐野市街を見渡せる小高い平山城址なので、施設からの景色もとてもよく、涼しげな会場でした。

城山公園にようこそ!との歓迎が
城山公園にようこそ!との歓迎が
城山記念館
駅からも近く、さまざまな展示もあり、良い施設でした
城山記念館
駅からも近く、さまざまな展示もあり、良い施設でした

舞台の配置も、前日生み出した落語家高座と狂言舞台をズラす舞台構成スタイルを再活用。2回目だけあって今回はスムーズに設定できました。
落語と狂言を一緒にやるような団体は我々だけ?ではないかと思うので、これはもしかしたら、わたらせ座独特固有の舞台スタイルになるかもしれません。

佐野では、とてもおいしい新井屋さんの
味噌まんじゅうを提供させていただきました
佐野では、とてもおいしい新井屋さんの
味噌まんじゅうを提供させていただきました
足利とはまた違った感じでお客様との距離が近い対談
たくさんの質問をいただいて盛り上がりました
足利とはまた違った感じでお客様との距離が近い対談
たくさんの質問をいただいて盛り上がりました

佐野は恥ずかしながら、スタッフのミスで撮影が漏れていまして、演技中の様子の写真がありません、すみません。
しかし、公演も対談もとても盛り上がりました。
たくさんの備品をお借りしたりと、ご協力いただいた城山記念館館長、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

想定以上に楽しんでいただいた新作落語、サラリーマン狂言

今回、新しい試みとして、お客様方にアンケートをとらせていただきました。
その結果、今回の演目で何が楽しかったか、また次以降の公演で何を期待されるかの声を聞いたところ、意外なことに(ここでの意外というのは、わたらせ座総意ではなく記事を書いている全休弟子の盆休の感覚ですが)楽しかったのは新作落語・サラリーマン狂言、期待するのは地域密着の民俗や民話、歴史を題材とした落語や狂言、という声が多かったです。

飽くまで私が持っていた感覚ですが、師匠が作られるサラリーマン狂言などの新作が素晴らしいのは個人として知っていますが、なんとなくそれが評価されるのは、すでに古典を知っていて落語、狂言がどのようなものか知っている通な玄人方相手で、どのような芸能か知らない初心者には、古典の方が本物として受け入れられるんじゃないかと思っていたのです。
が、予想以上に新作落語・サラリーマン狂言が受けていて、また地元密着型創作落語・狂言が期待されているようです。
なんとなく、我々ならではの提供できるもの、これから目指すべきもの、が見えてきたような気もいたしました。

一方で、厳しい意見もいただきました。
まだまだ自分たちの公演の在り方などについて手慣れていない我々ですが、回を重ねるごとに成長していきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

次回は、日程は2026年10月17日(土)、摩天楼寶楽の誕生日に開催する予定でおります。
両毛のどの都市で行うかなどはまだ本決まりではないですが、引き続き注目いただければ幸いです。